FTP接続で簡単にiPhoneとPC間でのファイル送受信ができちゃう方法
はじめに
iPhoneとPC間でのファイルのやりとりって基本的に有線で繋いだり、一々クラウドに上げたりなんてのが主流だと思いますが、非常に面倒くさいですよね。
そこで、今回はFTP接続による通信で簡単にファイルの送受信ができる方法を紹介します。FTP接続によるファイルの送受信のメリットは、一度設定すれば次以降は簡単に送受信できる、クラウドなどを介さないため大容量のファイルも素早く送受信できることなどが挙げられます。
FTPって何??
FTPとは、"File Transfer Protocol"の略で、ファイルの送受信時に用いられるプロトコルで、サーバーとクライアントとの間で使われます。今回紹介する方法ではiPhoneでFTPサーバーを立て、PC側でクライアントとしてファイルの送受信を行います。
必要なもの
・FTPManager
PC側
それぞれのインストール作業は各自で調べながら行ってください。
今回の目標
今回はiPhone内にある、"テスト.txt"というファイルをPCの指定したフォルダに移す作業を行います。
今回はtxtファイルを対象にしていますが、どんなファイルでも送信可能です。また、同じやり方で、逆にPCからiPhoneに送信することも可能です。
iPhone側の操作
1.ファイルを用意
対象のファイルを選択して、FTPManagerから開くとFTPManager内にコピーすることができます。適当なフォルダもしくは新規で作成したフォルダに入れてください。
2.FTPManagerでサーバーを開く
設定⇒Built-in Serversへと進みます。
ポートを指定(デフォルトでOK)してStart Serversでサーバーを立てることができます。
成功するとこのような感じになります!
PC側の操作
1.ファイルを受け取るフォルダの作成
iPhoneからFTP接続でファイルを受信する際に、受け取るフォルダを指定する必要があります。次回以降、設定を変更しない限り、ずっとそのフォルダが受け口となります
2.FFFTPでのホストの設定
現在サーバーを立てているiPhoneを認識するための設定を行いましょう。
FFFTPを開いた直後や「接続」を押すと、以下のような画面が出ると思います。
「新規ホスト」からiPhoneの設定を追加しましょう。
「基本」タブ
ホストの設定名:任意の文字
ホスト名(アドレス):iPhoneに表示されている「FTP Server URL」のIPアドレス部分
ユーザー名、パスワード:右の「anonymous」にチェック
ローカルの初期フォルダ:PC側の受け取る場所を指定
「拡張」タブ
ポート番号:iPhoneに表示されている「FTPポート」の値
他はデフォルトでOKです。
「OK」を押して、ログに「接続しました」や「ファイル一覧の取得は正常に終了しました」と出れば成功です。
3.FFFTPの使い方
左がローカル(PC側)、右がホスト(iPhone)側のフォルダ階層になっていると思います。
ファイルの送受信は、ファイルを選択してダウンロード/アップロードを押すことで簡単にできます。実際にテスト.txtをPC側に移してみましょう。
無事ダウンロードに成功しました。反対に、PCからiPhoneにファイルを移したい場合は、対象ファイルを選択して「アップロード」を押すことでできます。
それでは、お疲れさまでした~